あの日、生まれた6匹の子猫たち、
気がつけば、あれからもう1年です。
目も開いていない小さな子猫たちを前に、
「この子たち、これからどうなるんだろう?」
と思っていたのが、つい昨日のことのようです。
そして生後12か月、
ついに6匹全員に新しい家族ができました。
長かったような、あっという間だったような1年間、
今回は「子猫騒動」の始まりから、6匹全員が新しい家族と出会うまでを振り返ってみたいと思います。
これは、生まれて間もないころから続けてきた成長記録です。
🐾 すべては6匹の子猫から始まった

生まれたばかりの6匹は、本当に小さな子猫でした。
まだ目も開いていない、
へその緒もついたまま、
体重は100g前後、
黒、茶、白黒、そして紅一点のミケ、
母猫のみーさんは、そんな6匹を必死に守っていました。
ちょっと子猫に近づこうものなら、
「シャー!」
さらに手を伸ばせば、
猫パンチ!
「ちょっと様子をみたいだけなんだけど……」
そんな人間の事情など、みーさんには関係ありません。
あのころは、6匹が無事に大きくなってくれることだけを願っていました。
🐾 箱から飛び出し、家の中は大騒ぎ
少しずつ目が開き、体重も増え、やがて箱の中を動き回るようになりました。
そして、生後3週間ごろ、
ついに一匹が箱の外へ、
その姿を見たときは、
「おおっ!」
と思わず拍手したものです。
ところが、一匹が外へ出られるようになると、当然ほかの子も続きます。
そこからは日に日に行動範囲が広がっていきました。
追いかけっこ、
じゃれ合い、
人間の足によじ登る、
そして夜になると始まる大運動会、
かわいい、
確かにかわいい、
でも……
6匹いると、かわいさも騒がしさも6倍です。
🐾 初めての病院、そして猫エイズ陽性
生後1か月半ごろには、6匹を病院へ連れていきました。
さすがに6匹同時は大変なので、
黒チームと茶チーム、
3匹ずつに分けて病院へ、
そこで受けたウイルス検査では、6匹全員が猫エイズ陽性という結果でした。
「6匹とも?」
予想していなかった結果に驚きました。
まだ小さいため母猫からの抗体の影響も考えられるとのことで、
成長してから再検査することになりました。
その後、再検査では陰性になった子もいれば、陽性のままの子もいました。
この検査結果は、その後の里親探しにも少なからず影響することになります。
🐾 「6匹全員は飼えない」里親探しを始める
子猫たちが成長するにつれ、考えなければならなくなったのが、この先のことでした。
最初は小さな箱に収まっていた6匹も、どんどん大きくなります。
食べる量も増える。
トイレの量も増える。
走り回る勢いも増える。
そして何より、猫はこれから10年、15年、それ以上生きるかもしれません。
自分たちの年齢を考えると、
「6匹全員を最後まで責任を持って飼うのは難しい」
そう考え、里親探しを始めました。
知人に聞いたり、ネット掲示板に掲載したり、保護猫団体に相談したり、
そのころは、
「こんなにかわいいんだから、すぐに決まるだろう」
なんて思っていました。
ところが――
そんなに甘くありませんでした。
🐾 一匹、また一匹と新しい家族へ
なかなか問い合わせが来ない日々が続きました。
スマホを何度も確認する人間を横目に、子猫たちは今日も元気に大運動会、
「少しは自分たちの将来を心配してくれ!」
と言いたくなるほどです。
それでも少しずつ、ご縁がつながっていきました。
最初に新しい家族が決まったのは、一番小さかった黒猫、
次に紅一点のミケ、
その後も、面会やトライアルを経て、一匹、また一匹と新しい家族のもとへ旅立っていきました。
送り出すたびに、
「良かった」
という気持ちと、
「寂しくなるな」
という気持ち。
その両方がありました。
🐾 譲渡会にも3回参加
ネットだけでは、なかなかご縁につながりません。
そこで保護猫団体の方に相談し、譲渡会にも参加することになりました。
初めての譲渡会では、人間も猫も大緊張、
普段は家の中を走り回っている子たちが、会場ではガチガチ、
まさに、
借りてきた猫!
2回目の譲渡会では、生後2か月ほどの小さな子猫たちに人気を持っていかれました。
「この子たちも、生後2か月のころは同じくらいかわいかったんだけどな……」
と思いながら見ていました。
そして3回目、
正直、
「今回も難しいかな」
と、あまり期待していませんでした。
ところが、この3回目の譲渡会で最後の2匹に思いがけないご縁が待っていました。
🐾 「2匹一緒に迎えたい」
最後まで残ったのは、猫エイズ陽性の兄弟2匹、
なかなかご縁がなく、
「もう、このまま我が家で2匹とも飼おうかな」
そんなことまで考え始めていました。
3回目の譲渡会で、あるご夫婦が2匹を見て、
「かわいい!」
と興味を持ってくださいました。
一度その場を離れたので、
「今回もダメだったかな」
と思っていたところ――
ご夫婦が戻ってきました。
そして、
「2匹一緒に家族として迎えたい」
とのこと。
「えっ?」
「2匹一緒にですか?」
1匹でも決まればと思っていたのに、まさかの2匹一緒、
本当に驚きました。
トライアル初日は、慣れない環境に2匹ともケージの中で固まっていました。
それでも2日目にはご飯を食べ、3日目には里親さんの手からちゅ~る、
1週間もすると、2匹そろって新しい家の中を走り回るようになりました。
「もう大丈夫だな」
そう思えるほど新しい家にも里親さんにも慣れ、2週間のトライアルを終えて、めでたく2匹一緒に正式譲渡となりました。
これで、
6匹全員に新しい家族ができました。
🌱 まとめました|長かったようで短かった1年間



6匹が生まれてから約1年、
目も開いていなかった小さな子猫たちが成長し、
それぞれ新しい家族のもとへ旅立っていきました。
6匹を育てるのは大変でした。
里親探しも大変でした。
病院にも何度も行きました。
ご飯代も猫砂代も、それなりにかかりました。
でも今となっては、それも全部いい思い出です。
そして何より、
6匹全員に新しい家族ができた。
それが一番嬉しいことです。
それぞれの家で、それぞれの家族と暮らしています。
これで6匹の子猫たちの里親探しは無事終了です。
長い間、子猫たちの成長を見守っていただき、ありがとうございました。
さて――
静かになった我が家、
大運動会もなくなり、少し寂しくなりました。
でも、きっと6匹それぞれの家では……
今日も誰かが走り回っていることでしょう。
みんな、新しい家族といつまでもハッピーに!

これでちゅ~るを独り占め!
でも、ちょっと寂しい











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